左利きのはじける脳みそ

おっさんが必死に今を生きる、人生の備忘録

離別感を持てない親と日々成長している子供

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今日、わたしは休日だ。

妻はパートに行き、子供は学校に行っている。

私もささっとやるべきことは半分ぐらい済ませて、妻の働くカフェにモーニングを食べに行った。

彼女はキッチンなので私が来ていることは知らない。

もはやストーカーである。

アイスティーとトーストのセットを食べ、仕事の続きを少しやりながら過ごす。

小腹が空いたからふわっふわのパンケーキも追加。

メープルシロップをたっぷりかけて美味しくいただいた。

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もちろん妻にはLINEで来たことや、パンケーキ頼んだことなど逐一報告するうざったい中年のおっさんだ。

ただ仕事中であるため一切既読にはならないが…

 

妻は14:00までのパートなので午前授業の子供たちは昼には帰ってくるためお昼を食べさせねばならない。

12:00過ぎにはカフェを後にした。

 

子供が帰ってくると、適当に作った具沢山味噌汁とご飯を食べさせて話をする。

どうでもいい会話が続くがそれはそれで面白い。

幸い私の精神年齢は子供なので話は合うのだ。

 

だらっと過ごしていると妻からLINE。

私が送ったパンケーキの写真はどうやら妻の作ったものだったようだ。

「ワイフよ、おいしかったよ」

と心の中でつぶやく。

 

午後は子供と過ごそうと思っていたが、昼食を食べた子供達は各々宿題をしたり、友達とゲームでチャットしたりと、全く私のことは眼中にない。

一緒に遊ぼうと声をかけても一切反応しない。

友達とのゲームに夢中だ。

最近子供たちも私と遊ぶより友達との遊びの方が楽しいようだ。

 

「車で待ってるから」と声をかけて先に出てきたが、一向にくる気配はない。

待っている間にこのブログを書いている。

 

はや30分、待ちぼうけだ…

 

するとちょうど妻が帰ってきた。

車で何してるのかと聞かれ事情を話す。

妻に言われたようでやっと子供たちも出てきた。

 

ようやく家族で出かけられる体制が整ったことに嬉しさを覚える。

車を走らせながら、冗談混じりで一言。

「もう誰も私の相手をしてくれなくて寂しい」

お恥ずかしい、どっちが子供だか…

子供離れできていないのは私だ。

子供は確実に私の元から徐々に巣立とうとしているのである。

(と良いように解釈しているがただ単に相手されない悲しい中年かも)

 

以前心理学を学んでいたとき「離別感」を知った。

あの時はなるほどなんて思っていたが、勉強が未だ自分のものになっていないことがわかった。

子供は自分と同じではない、子供には子供の人格があり人生がある。

それを尊重するのが親としての離別感なのだ。