【小言】10年前の自分が今の自分を見たらどう思うのか
私が当時働いていた美容室のスタッフに向けて書いていたコラム『小言』を再編集したものだ。
2015年1月から約1年半にわたり毎週末に投稿したものが81件ある。
全ては載せないがいくつか記事を抜粋していこうと思う。
興味があれば読んでみてほしい。
私が美容師になったのは21歳になる直前のギリギリ20歳の時だ。
現在37歳(投稿当時)、16年も昔のことである。
今の私というのは、20歳の頃想像していた私にどれだけ近づいたのだろうか。
それともかけ離れていっているのだろうか。
正直言うとかけ離れている。
・35歳ぐらいには独立
・すこぶる有名になっていファッション雑誌の仕事やヘアメイク
・業界誌にも掲載される
・自分のサロンにはたくさんスタッフがいる
・第一線でバリバリやってる300万プレーヤー
・超やり手のオーナー兼スタイリスト
そんなことを考えていたような気がする。
では、その夢に向かって自分がどれだけそうなるための努力をしてきたか、行動してきたか、考えてみると反省点が山ほどある。
やはり自分に甘かったのだ。
皆はどうだろうか?
美容師になった頃の夢に向かってどれだけ努力して、行動してきたのだろうか?
あの頃の夢と今の自分はリンクしているだろうか?
リンクしているひとがいるとすれば、とても尊敬する。
こんなはずじゃなかったという人もいると思う。
むしろ後者の方が多いのかもしれない。
そんな人はまず反省すれば良い。そして軌道修正すれば良い。
だが大体のひとは反省だけで終わってしまう。
そのまま過ごして10年後もこんなはずじゃなかったと同じように思うことになるだろう。
軌道修正して行動に移したひとは10年後今とは違った自分がいるかもしれない。
そんなことは誰でもわかると思ってるだろうが、なかなかできないのが人間であり、できていたら苦労してないのである。
己を奮い立たせ、いかに動くか。
夢であれば一生夢のまま。
夢ではなく目標にしてはどうだろう。
目標にすれば、自ずとやるべきことが明確になる。
世の中なかなか甘くない、頑張って動いた人しか目標を達成はできないのだから。
1年後、3年後、5年後、10年後どんな自分がいるだろうか?
理想の自分に近づくために、今日やるべきことは何か考えて行動しよう。
その日々の積み重ねが10年後の自分をつくる。
良い人生になるも悪い人生になるも、それはあなたが動いてきた結果である。
誰のせいでもない。
後悔したくなければ、つべこべ言わず行動あるのみ。
自分の人生は自分でしかアレンジできないのだから。
このコラムから5年経った。
今、私はプライベートサロンを一人でやっている。
一人一人のお客様を大切にしたくて席はひとつしかない。
あの頃に比べれば成長できたのではないかと思っている。
今はこれから先5年後、10年後を見据えて計画を練っている。より良い未来のために頑張るしかないのだ。
当時将来の目標などを書いていたノートだ。レザーなので使い込んでいくととても味が出てくるのだ。カッコいいのでぜひ手元に置いてほしい。